「家の北側だけコケやカビが生えやすい…」と感じたことはありませんか？
実際、多くの家で北側の外壁が汚れやすくなっています。
その原因を知り、適切な対策をとることで、美観を維持し、外壁の寿命を延ばすことができます。
なぜ家の北側は汚れやすいのか？
屋根や外壁にカビやコケ、藻が発生する主な原因は、湿気と温度差です。
長野県のように四季の変化が激しく、湿度が高い地域では特に問題となりやすいのです。ここでは、カビ・コケ・藻が発生する原因について詳しく見ていきましょう。
日当たりが悪く湿気がこもりやすい
北側の外壁は、日光がほとんど当たらないため乾燥しにくく、湿気が溜まりやすい環境になります。
特に、
- 冬季の結露
- 雨や雪が乾きにくい
- 風通しが悪い場所に建っている
といった条件が重なると、コケやカビが繁殖しやすくなります。
空気中の汚れやホコリが付着しやすい
外壁には、空気中のホコリや排気ガス、黄砂などの微粒子が付着します。
北側は乾燥しにくいため、これらの汚れが洗い流される機会が少なく、長期間付着し続けてしまうのです。
樹木や植物の影響
庭や隣家の木々が北側にある場合、落ち葉や花粉が外壁に付着し、汚れの原因になります。
また、植物が近くにあると湿気がこもりやすくなり、コケやカビの繁殖を助長することもあります。
汚れにくい外壁塗装の方法とは？
防カビ・防藻性能の高い塗料を選ぶ
外壁塗装には、防カビ・防藻成分が含まれた塗料を選ぶことで、コケやカビの発生を抑えられます。
代表的な塗料には、
- シリコン塗料（耐候性が高く、汚れが付きにくい）
- フッ素塗料（汚れの付着を防ぐ機能が強い）
- 光触媒塗料（紫外線で汚れを分解し、雨で洗い流す効果）
などがあります。
低汚染塗料を使う
低汚染塗料は、表面が滑らかで汚れが付きにくく、雨で自然に洗い流される機能を持っています。
特に、
- ラジカル制御型塗料（耐久性が高く、汚れが付きにくい）
- 親水性塗料（水が広がりやすく、汚れを流しやすい）
といったタイプが人気です。
透湿性の高い塗料で結露を防ぐ
透湿性が高い塗料を使うことで、外壁の内部にこもった湿気を外へ逃がしやすくし、結露を防ぐことができます。結露が発生しにくくなることで、カビやコケの発生も抑えられます。
汚れにくい外壁材を選ぶ
新築や張り替えを検討する場合は、外壁材にもこだわると良いでしょう。
- セルフクリーニング機能を持つサイディング
- 防藻・防カビ加工済みの外壁パネル
などを選ぶことで、メンテナンスの手間を減らすことが可能です。
北側の汚れを防ぐための工夫
定期的な洗浄で汚れをためない
外壁の汚れは、放置すると落ちにくくなります。
定期的に水洗いを行い、コケやカビが生える前に除去しましょう。
樹木の剪定で風通しを良くする
庭木や植え込みが外壁に近い場合、定期的に剪定して風通しを良くすることで湿気を減らせます。
軒やひさしを活用する
屋根の軒やひさしを長めにすることで、雨水が直接外壁に当たるのを防ぎ、汚れの付着を抑えることができます。
防カビ剤を活用する
市販の防カビスプレーを定期的に使用することで、コケやカビの発生を予防できます。
外壁塗装をするなら長野県の気候を考慮した選択を
岡谷市や諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村といった長野県の地域は、
- 冬の寒さが厳しく、結露しやすい
- 降雪や凍結による外壁ダメージが発生しやすい
- 夏場は湿度が高く、カビの発生リスクがある
という特徴があります。
そのため、塗装の際は耐寒・耐湿・防カビ機能のある塗料を選ぶことが重要です。
まとめ
家の北側の外壁が汚れやすい原因は、「湿気がこもる」「日当たりが悪い」「汚れが付着しやすい」ことにあります。
これを防ぐためには、
- 防カビ・防藻塗料を使用する
- 透湿性の高い塗料で結露を防ぐ
- 定期的な洗浄と庭木の剪定を行う
といった対策を取ることが有効です。
外壁塗装を検討する際は、施工の前には必ず複数社に見積りを取って価格や施工内容を比較してみましょう。
適正な価格と施工内容を知ることで、訪問営業などで不当に高額な契約をしてしまうリスクを避けられます。
ぜひ信頼できる業者を選んで、適切なメンテナンスを行いましょう！
あわせて読みたい記事
「相見積もりって必要？」
外壁塗装を検討する先にとても重要な「相見積もり」について解説している、こちらの記事もおすすめです！あわせて読みたい
おすすめ記事
