「凍害(とうがい)」とは何か?その原因と対策
凍害とは、凍結により発生するトラブルを指します。外壁に含まれる水分が外気温が0度以下になると凍結し、日中の気温上昇や日光により融解します。
この凍結と融解の繰り返しにより、表面のセメントペーストにひび割れや剥離が発生し、最終的には剥離・剥落してしまいます。
こうした凍害の影響で、外壁がボロボロになり、補修が必要となることがあります。特に、凍害による劣化がひどい場合や、耐久年数を過ぎている場合には、外壁全体を張り替える工事が必要になることもあります。
この凍害は、主に北海道や東北地方でよく知られていますが、気温が0℃以下になる寒冷地ではどこでも発生し得る身近な現象です。
例えば、長野県の諏訪市、下諏訪町、岡谷市、茅野市、富士見町、原村、山梨県の北杜市、南アルプス市などが挙げられます。
寒冷地に住む家庭では、凍害を防ぐための対策が重要です。
定期的な点検と早めの修繕を行うことで、凍害による大きな被害を防ぐことができます。
こんなことがあったら要注意!
- 外壁が色あせてきた
- 触ると手に粉がつく
- 壁材にヒビ・割れが見える
外壁塗装の専門業者に相談を!
① 塗り替え
外壁の凍害対策として、最も手軽で効果的な方法が8年から10年ごとの定期的な塗り替えです。作業時間が短く、コストも抑えられるため、多くの家庭で採用されています。塗料のカラーバリエーションが豊富で、簡単にイメージチェンジができる点も魅力の一つ。
デメリットとしては、塗装は他のメンテナンス方法に比べて劣化が早いという点。しかし、20年に一度の壁の張替えよりも定期的な塗り替えの方がコストを抑えられる場合が多く、家を美しく保つことができます。
特に、凍害の危険が高い長野県の諏訪市や山梨県の北杜市などの寒冷地では、定期的な塗り替えが不可欠です。
② コーキング補修
サイディングボードの外壁に対して行うメンテナンス方法には、コーキング部分の補修があります。まず、劣化したコーキングを撤去し、その後プライマーを塗布して新しいコーキングを充填します。
新しいコーキングは柔らかく、雨水を防ぐ役割を果たしますが、経年劣化しやすいという弱点があります。時間が経つとひび割れや収縮が生じるため、定期的なメンテナンスが必要です。
③ 張り替え
家そのものの寿命を延ばすための最適な方法は、大規模な外壁施工です。外壁の劣化を根本的に改善する最良の方法ですが、高コストと長い工期がネックとなります。
この大規模工事は、定期的な外壁塗装を行わなかった場合や、元の壁材が弱い場合に必要となることが多いです。部分補修に比べると大規模な工事となりますが、家の寿命を大幅に延ばす効果があります。
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